2014年11月30日日曜日

大学入試改革について①


大学入試が大きく変わろうとしています。


大学入学者選抜について抜本的見直しを進めている中央教育審議会の答申素案によると、6年後から、まずセンター試験が無くなり「大学入学者学力評価テスト(仮称)」というものに変わるということです。これは30代・40代の方ならご存知の共通一次試験からセンター試験への移行とは比べ物にならないような、根本的なところからの改革と言っていいと思います。


まず、センター試験のように教科ごとのマークシート方式だけではなく、教科の枠組みを超えた、合教科・総合型問題で記述式が登場します。将来的に教科型は廃止するということです。そしてセンター試験が一発勝負だったのに対し、年に複数回受けられるということです。

つまり、教科ごとに1点刻みの偏差値受験ではなくなるということなのです。

さらに、各大学の個別入学試験では、受験性を「多面的に判断すること」を重要視し、面接・小論文・集団討論などを実施し、部活動や課外活動等の記録も考慮するというものになりそうです。学力を測る場合も「記述式」「論述式」にするよう求めています。う


こうして見ると、ある方向性が見えてくると思うのですが、どうでしょうか?つまり、受験のための詰め込みの勉強では測れない力を試したい、受験生の考える力・問題解決能力・創造力などを重視する、ということです。パターン化された今までの受験勉強という訓練では太刀打ちできないものが問われるということです。もちろん一定の学力は前提ですが。


そう考えると手前味噌ですが、当スクールが開校当初から謳っていた「考える力」「問題解決能力」、これらは暗記だけでは絶対に身に付くものではなく、実際の実験を通して検証し、考えてこそ長い時間をかけて培われてゆくものです。ロボットプログラミング講座もまた、プログラミングだけでなく作る作業もしますので、どうセンサをつけ、どうプログラミングするかを考え課題解決してゆきます。さらに、四日市校で今秋から始まったサイマス研究倶楽部もまさに、合教科の問題解決能力を鍛える講座であり、これからの時代を先取りした講座であると自負しています。


当スクールは「考える力」「問題解決能力」を養うための各種コースを来年度はより強化し、子供たちが将来に役立つ力を身につけられるようにしたいと考えております。ご期待ください!


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