先日のブログで、私はデモに参加する人々に何か違和感を感じると述べました。しかし、昨日今日の雨の中、ずっと国会前で頑張っている人たちを見ていたら、違和感なんて失礼なことだと反省しました。
私も一度だけですが地元のデモに参加したことがあったのですが、行ってみると労組関係の団体が主催で、私のような個人参加の者は身の置き場にちょっと困って居心地が悪く、デモの文言も半分は労働者の権利を主張するものだったので「、なんだかな~」と思いながらの参加だったのです。
しかし、国会前や各地で声を上げている人々のインタビューなどを聞いていると、個人個人の考えで来ている人が多く、今日夕方に参院特別委員会で強行採決された後の今現在も雨の中多くの方が、「これからが頑張りどき」「たとえ国会で法案が成立してもやめません」と答えているのを聞いていると、成立してしまうとだんだん忘れられてしまうのでは、という私の一抹の不安も取り越し苦労かもと思えてきます。どうかマスコミも忘れないで取り上げ続けてほしいものです。
一方、国会の中ではそんな国民の声が全く届いていないかのような強行採決。国会議員は何のために存在しているのでしょうか?国民の声を国政に届けるという民主主義の使者ではないのでしょうか?決して権力者ではないはずなのです。傲慢以外の何物でもない。もはや立憲主義・民主主義は崩壊してしまっている・・。
一部の独裁者を囲んで形成されつつある軍産複合体。先日も経団連が「国家戦略として武器輸出を推進すべきと」という提言を出している。そしてその周辺で甘い汁にあやかろうとする人たち。自民党の中にも内心は反対の人も一定数いるはずだ。なのに自己利益・保身が優先してしまう。国民の信託という使命を負った国会議員であるとという自覚、一人の人間としての良心、それらをこうも簡単に捨てられるものなのか・・・絶望という言葉しか浮かびません。
明日国会で成立するのか・・その公算が多きいようです。何とか止められないものか・・。この愚かな決定は、将来自身が想像していなかった事態に直面して初めて間違いだったと気づくのだろう。でも、その時にはもう遅いのですよ。想像力の欠如した人たちよ。
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